水田恵子さん

Office SPIRAL
http://ameblo.jp/spiral-hibiharu/
子育てをしながらフリーのインテリアコーディネーターとして活動を続けて14年。
自分の経験を活かした「子育て世代のための住まいづくり」をキーワードに、インテリアを提案しています。

インテリアコーディネーター
水田恵子さん

水田さんは大阪を中心に、新築マンションのトータルコーディネート、住宅リフォームでのインテリアプランニングを手掛ける傍ら、気軽に相談できる個人向けインテリアコーディネーターコンサルティングもおこなうという庶民派インテリアコーディネーターでもあります。
今回は、インテリアの世界に入る前の意外な経歴から、その経歴を活かしたインテリアコーディネート事例まで、幅広くお話を伺いました。

- まず、水田さんのインテリアコーディネーターとしての経歴をお聞かせください。

水田 私はインテリアコーディネーターとしてはちょっと変わっているかもしれませんね。
もともとインテリアは好きだったんですが、社会人としての最初のお仕事は百貨店だったんです。

- 百貨店でインテリアの売り場にいらっしゃった?

水田 いえいえ、化粧品売り場でした。海外ブランドの化粧品を販売員として5年間勤めました。
インテリアとは直接関係ないのですが、この時に身に付けたハイクラスなお客様への接客スキルはインテリアコーディネーターのお仕事にとても役立っていると思います。

- インテリアの世界に入られたきっかけはなんだったんですか?

水田 化粧品の世界も楽しかったのですが、女性として年齢を重ねても続けていける、そんな生涯の仕事としてインテリアに携わりたいと思うようになってきたんですね。
そんなころ、雑誌かなにかでインテリアコーディネーターという職種を知ったこともあり、資格をとってインテリア業界で働いてみたい気持ちが強くなりました。それで、思い切って転職したんです。

- 百貨店という華やかな世界から、大きな転進ですね。

水田 まさにそのとおりです。ただ、入社したのは店舗設計の会社でしかも事務職ですけど。

- 事務職ですか?

水田 まだインテリアコーディネーターの資格をとってなかったですから。でも事務職とはいいながら、なんでもやりました。自分一人だけで営業車に乗って現場にも出かけました。
その間にインテリアコーディネーターの資格はとったのですが、子供ができてそこは退職しました。その後、育児中に「インテリアコーディネーター協会関西」のことを知り、情報交換ができればと入会しました。ここからが本格的なインテリアコーディネーターとしてのキャリアのスタートですね。

インタビューを受ける水田さん

- インテリアコーディネーター協会関西に参加されたことが仕事に役立った?

水田 もちろんです。私の場合、経験もほとんどないままフリーランスのインテリアコーディネーターになったようなものなので、会員のみなさんからの情報がまずはすべてだったんですね。
一番最初は、新築マンションのお客様へのカーテン販売会みたいなスポットのお仕事から始めさせていただきました。高級マンションのお客様との商談だったのですが、この時は百貨店で身に付けた接客マナーが役に立ちました。お客様の言葉をよく聞くこと、そして本当に望んでいることを引き出すこと。それはインテリアコーディネートでも大切なことですね。

- まさに、人生の経験には無駄なものはない、ということですね。では、そんな水田さんの経験を活かしたインテリアコーディネート事例をいくつかご紹介ください。

水田 はい、こちらは中古マンションのリフォームでのインテリアコーディネートをご依頼いただいた時の写真です。

中古マンションリフォーム事例

フルサイズのグランドピアノで演奏を楽しまれている方でしたので、ピアノの優雅さを表現するインテリアコーディネートを心がけました。お客様はサッパリとした雰囲気の方でしたので、その両方にマッチするように、パープルとライトグリーン、2色使いのカーテンをしつらえました。
写真には写ってないのですが、ピアノの上の照明はモダンスタイルのシャンデリアになっています。

- パープルだけだととりすました感じになりがちですが、グリーンを合わせることでゴージャスだけどやわらかな雰囲気になっていますね。

戸建てリフォーム例

水田 こちらは戸建てリフォームのインテリアコーディネートをしたときの一部です。先立たれた奥様が作られたという透かし彫りのミラーを洗面台として使いたいという旦那様のご要望に応じて、ミラーを活かした洗面スペースをデザインしました。
奥様の面影をしのべるようにと、旦那様とイメージをすり合わせて完成させました。

- 「お客様の言葉をよく聞き、要望を引き出す」ことの実例ですね。

新築リフォーム例

水田 こちらは新築のインテリアコーディネートをご依頼いただいたお宅です。
写真ではわかりにくいのですが、白を基調としたインテリアの中に、グリーンのタイルで仕上げた
キッチンカウンターでアクセントをつけています。

また、小さなお子さんがいらっしゃるので、おもちゃ収納もできる壁面テレビボードをデザインしました。

- 子育てをしながらインテリアコーディネーターを続けてきた水田さんの経験が活かされたインテリアデザインということですね。
本日はいろいろなお話を伺わせていただき、ありがとうございました。